JR茨木駅すぐ 西口より徒歩1分

春の別れと白内障手術

こんにちは。

みずの眼科の水野です。

前回の更新から2か月近く経ってしまいました。3月13日からマスク着用をしなくても良くなりましたが、政府指針に基づき、医療機関であるみずの眼科はマスク着用はお願いしております。

引き続き、パーテーションなと撤去せず感染予防対策はつづけていきます。

 

JR茨木駅前にみずの眼科を開院して4か月半ほど経ちました。

スタッフたちも慣れてきて、僕自身も慣れてきたように感じています。スタッフたちは、この数か月とても真摯にみずの眼科に来てくださった患者さんが喜んで帰ってもらえるようにと話し合ってくれています。待ち時間が長い日は、患者さんをお待たせしたら申し訳なかったと反省点を話し合い、改善案を出し合ってくれてます。

さて、この2月末で、阪急茨木駅前で30年以上に渡って、眼科医として尽力されてきた大橋眼科の大橋先生が引退されました。僕が去年の11月開院する際、色々と悩んだ時にご相談させていただいておりました。開院時には、自らお花を届けてくださり、ハロウィンイベントの内覧会用に先生自ら育てられたかぼちゃもいただいたことが昨日のように思えます。いつも元気に「おおきにー」と電話をかけてきて下っていた先生が引退されたのはとても寂しく思います。また、色々と励ましのお言葉をいただき何度思い返しても感謝の気持ちでいっぱいです。先生から引き継がせていただいた健診業務などはしっかりと責任もって、これからも続けていきたいと思います。

「別れ」との寂しいタイトルにしましたが、まだまだ大橋先生からは教えていただきたいことがたくさんありますので、医師としての在り方など色々と今後も学ばせていただきたいと思っております。

3月からは大橋眼科を継承された茨木市駅前うえた眼科が開院されています。上田先生は、僕が京都府立医科大学の眼科医局に在籍していた時、同じ医局に在籍されていた先生です。長く京都府立大学の眼科で講師などされていた先生で現在も京都府立医科大学に在籍されています。日曜日も開院されていて、阪急茨木市駅前ですのでアクセスも抜群です。開院に際しても、僕の開院時期と近かったこともあり上田先生とも様々な意見交換などさせていただいておりました。これから、互いにこの地域に精一杯尽力させていただきたいと考えています。

さて、前回僕が白内障手術について書いたことについての続きを書きたいと思います。僕が早く白内障手術を受けたほうが良いと思う理由を、次回に書きますと書いて、1か月以上書いていなかったわけですが、、、

それは、

「我慢できないくらいまで白内障が進んだころには、体力的にしんどい」ということが大きいです。

 

僕は、長い間、患者さんが白内障手術をするか迷われている時

無理に手術しなくていいですよ

 

生活に不便が出てきて、

是非受けたいと思ったタイミングで受けましょう

とお伝えしていました。

もちろん、白内障の進行具合やもともと目の状態によっては、早く受けてくださいということもあります。ですが、特に大きな疾患もなく白内障がある方へは、

90歳を過ぎても受けれますからね

とお伝えしていました。

なので、僕の祖母にも同じように伝えていました。

 

その僕の祖母が、去年くらいから白内障で見えないのが耐えられないので、早く手術をしたいというようになりました。ただ、祖母はもう90歳を超えています。もちろん、多少の認知症はありますが、まだ健在でとても元気です。それでも、やはり体力的なことを考えると、もっと早く受けていたほうが良かったのかなと感じてしまうのです。

また、最近になって「高齢者の視力低下」と「認知力機能低下」との関連性が明らかになってきています。僕も、研究者ではないのでわかりませんが、このことについては、眼科医としての現場レベルの肌感覚で関連性があると感じています。

白内障と認知症は一見関係ないように思えますが、人が外部から受ける情報の8割は目からといわれています。目から情報を得られなくなると、その分脳への刺激も減ってしまい、結果として認知症が進むといわれているのです。「視力低下」と「認知力の衰え」が比例していることの研究は、今後ますます進んで明らかにされていくと思います。

また、ここからは僕個人の考えですが、白内障を受けておくと、例えば災害時や将来介護を受ける時に、「見える」ということ自体が、重要になってくるように思っています。メガネが割れてしまったり、メガネを探さなくても生活できることは災害時に役立つと思います。また、介護を受ける時、メガネを持ってきてもらう煩わしさから解放するのではと思っています。細かなことですが、実際に天災や介護に自分が直面した時には、大きな問題になってくるのではないかと思います。

とはいうものの、無理に手術する必要はないと思います。ただ、僕の祖母の様子を目の当たりにして、白内障手術をしないといけないけど手術を先延ばしをすることは、あまり利点がないと感じるようになりました。

 

 

みずの眼科では、ゴールデンウィーク直前に長期休暇を利用して白内障手術を受けたい患者さまにも対応しております。(祝日・休日でも、手術翌日には必ず診察させていただいておりますので、ご安心ください)

毎週日曜日には、院長による白内障手術相談(無料)も予約制で実施しております。予約したい方は、メール(info@mizuno-ganka.jp)か☎072-631-4611までお問い合わせください。

さてさて、今日は久しぶりにねぎ塩焼きそばを作りました🍚

 

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