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先進医療VS選定療養の多焦点眼内レンズについて

こんにちは。みずの眼科の水野です。前回更新したブログから、1ヶ月近く空いてしまいました

今回は、みずの眼科でも行なっている選定療養としての多焦点眼内レンズを用いた白内障手術について書きたいと思います。

白内障というのは、眼の中に濁りが出来ている状態になります。その濁りを取り除きレンズを入れるのですが、眼鏡レンズ1枚分の機能があるレンズが単焦点眼鏡レンズ3枚〜5枚くらいの機能があるのが多焦点です。3焦点眼内レンズですとレンズ3枚分の機能があるわけですから、遠くも近くも見えます。単焦点レンズですと、遠くか近くのどちらかしか選べません。簡単にいうと高機能レンズが多焦点眼内レンズと言ったところでしょうか。ただ、多焦点眼内レンズは、緑内障また網膜の病気をお持ちの方、細かい精密な物を見なければいけない職業の方、性格的に非常に神経質な方には向いていません。

また、単焦点レンズは保険適用になります。一方で、多焦点レンズは、自費診療となり保険適用外になります。

みずの眼科では、厚生労働省の承認を受けた多焦点眼内レンズによる白内障手術は、選定療養実施施設ですので、手術費用は保険適用となります。

数年前までは多焦点眼内レンズによる白内障手術は先進医療として扱われていました。選定療養ではなく、先進医療でしたので医療保険で先進医療特約をつけていた方はその保険が使えたりしました。

今は、選定療養になるため、多焦点眼内レンズ代のみ(厳密には単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズとの差額分と追加検査費用)が自費になります。

白内障手術をされる方で、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズを希望される方の割合大体9対1です。多焦点眼内レンズであっても、単焦点眼内レンズであっても、手技や難易度の違いは殆どありません

どちらにするかは、人それぞれです。僕自身は、よりコントラストがはっきりする単焦点眼内レンズを選ぶと思います。保険適用になるものですね。

一方、多焦点眼内レンズを選ぶ方は、手元も遠くも見えるようになるわけですから、圧倒的に裸眼で過ごせる方が多いです。その分、レンズ代が高いのですが、

一生モノだと思えば価値がある

とおっしゃる方、

歯のインプラントと同じで高くてもずっと使うものですから

とも言われます。

また、確定申告時には医療費控除の対象になります。

僕自身は、単焦点眼内レンズを希望すると思いますが僕の家族や親戚に聞かれる時は多焦点眼内レンズを勧めています、。理由としては、やはり眼鏡なしで過ごせるようになるからです。(とはいうものの、多焦点眼内レンズを選んでも一部眼鏡が必要な方はおられます。)

長く書きましたが、どちらを選んでもご自身が納得出来る、後悔のない方が1番です。

どちらを選ばれたとしても、白内障は手術を受けたら治る病気なので受けるなら早く受けた方が良いと僕個人としては思っています。

診察の際には、

生活に支障が出て困ったなと感じられたら受けて下さい

とお伝えしています。

何故僕個人としては早く受けた方がいいと思っているかはまた次回にでも書こうと思います。

みずの眼科では、運転免許更新のために日帰り白内障手術を急いで受けられたい方にもご対応致しております。一度、お問合せ下さい。

今日は、久しぶりにレモン鍋と鯛とトマトのきのこガーリックホイル焼きを作りました。

雪が続いていますので、皆さまお気をつけてお過ごしください。

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