目が充血する原因は、病気による炎症や目の酷使による疲れや外部からの刺激などが考えられます。またかゆみは、結膜炎によって引き起こされる症状です。

目の中に何も入っていないのにゴロゴロしたり、目を開けていられない激痛など様々な目の痛みがあります。また異物感が気になり目を擦ってしまうと、炎症やアレルギー反応によって症状がさらに悪化する場合があります。

筋肉の疲労のように自覚がしにくいため、慢性的な充血や目の痛みをともなう「眼精疲労」などとして深刻化するおそれがあります。 特にパソコンやスマホの画面を日常的に見る方は、目の酷使のほか画面を凝視するため、さらに目が疲れやすくなります。定期的に目を休める習慣をつけましょう。

涙腺から分泌される涙が、目を乾燥などから守ってくれる役割があります。ホコリや小さなゴミが目に入った場合でも、異物感を感じることがあります。万が一涙が止まらない場合には、様々な原因を考慮して、検査・治療を行う必要があります。

照明の下や日中の明るい場所などでものを見ると、視界の中にゴミのようなものが飛んで見えることがあります。これを飛蚊症と呼んでます。

ものがゆがんで見える、急激に視力が低下した、明るいはずなのに暗く感じるといった症状がある場合、重大な眼科疾患である可能性があります。糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、眼底出血（硝子体出血）などの場合、視力の大幅な低下や失明につながるケースもありますので、早めに眼科を受診してください。

視界が白っぽくかすむ、視界がぼやける、いつもより眩しく感じるなどの症状は、角膜、硝子体、水晶体に濁りが生じた時に感じる症状で、水晶体の濁りである白内障が代表例です。

視野が欠ける病気には、緑内障、網膜裂孔・網膜剥離、眼瞼下垂、網膜中心動脈分枝閉塞症などが考えられます。これらの疾患の中には、症状がかなり進行してからしか自覚症状がないことも多く、注意が必要です。